私の夏。剣寿司の夏。


皆さん今年の夏はいかがお過ごしでしたか?暑さに体調を乱されたこともあったのではないですか。世界に目を向けると夏のバカンスは2
週間やら、家族に合わせて1ヶ月なんて国もあるようですね、日本もそんな風習ほしいものですが、私の経験してきた子供の頃の夏休みというと毎日、野球に汗を流してた記憶しかなく、家族で行く旅行がものすごく楽しみにしてたのを思い出します。
私がこの世界に入り夏の始まりの合図がありまして、それは土用の丑の日です。土用の丑の日で夏が始まり、秋の知らせが来るお彼岸で夏の幕を閉じるといったのが例年です。今年の夏を書き出しますと、土用の丑の日、お盆、施餓鬼、夏の旅行、甲子園、剣グループBBQ、同窓会、大相撲東京場所、秋のお彼岸と言った感じで剣寿司の夏、私の夏を合わせると大きなイベントだけでもこんなに盛りだくさんでした。うれしかったので先に触れときますと、私の母校である東海大甲府が今年は成績はよく、甲子園でベスト4の大活躍でした。知っている方もいるとは思いますが私自身も春の選抜甲子園でベスト4の経験がありまして母校にとってもベスト4が最高で決勝戦の日の飛行機もおさえるほどでしたが準決勝で負けてしまいましたが、久々に母校の活躍に胸が熱くなり間を縫って2回戦は甲子園までいってきてしまいました。実はベスト4で光星学園に負けたのですが、うちの社員である野中海斗(海斗)の母校でもあり社内ではちょっとした別の盛り上がりもみせたものでした。笑。

では始まりの合図でもあった土用の丑の日からの様子について話したいと思います。剣寿司の中でも夏の土用の丑の日と冬のおせち料理というのは、気合いと技術の見せ所でもあります。剣寿司と屋号がなっていますが剣寿司は基本日本料理というものに気持ちをおいて商売させてもらっているという自負から社長の内田(ここでは父で)もこの日ばかりは目つきが変わります。私の小さい頃からそうでした。そんな父が大好きな所でもありますが気合いの入れ方もハンパではありません、美味しく食べてもらうためならなんでもするといった事が背中から伝わってくるほどです。鰻は約500食の鰻を提供させていただきましたが、その大半は社長と総店長の坂部さんが仕上げの焼きを根気よく仕事しました。若い衆は、鰻をさばいたり白焼きのときに串の持ち方回し方、煮くずれしないコツなんかを教わりますが、何せあの夏の暑い中朝から夕まで炭の前に立つという事が大変でありません。総店長の手は一仕事を終えた男の手をしてました。それでもこの日の剣寿司では、洗い物する人、ご飯をつける人、配達をする人、みんなが良い顔して、仕事して、お客さんの笑顔をいただきました。仕事の素晴らしい部分に触れる日となりました。1日の終わりに社長は肝串とビール、最高な顔で頬張っていましたし、私たち社員もこの日ばかりはガッツリ鰻をいただきました。振り返ってみると鰻がないと世間で騒ぐなか、間に合わせてくれた業者さんにも本当に感謝ですね。
 よく(お客様第一に云々、、)という文章も目にしますが、本来はお客さんの笑顔のために汗を流してくれる業者様の縁の下の力に感謝である事を私は感じています。

剣寿司の夏にはもう一つ大きな行事がありまして、お寺さんとのお仕事の繋がりの中私の担当としまして、お盆、施餓鬼という行事があります。先祖を敬う大切な昔からの日本の風習の一つであり、1年の中の節目の行事です。これになんで私がというと普段法事などで近所のお寺さんとはご縁があり、そこでいつもこの時期にお墓参りに来るご家族のためにお手伝いできないかと私から申し出たものでした。夏には、盆踊り、町会のイベント、夏の旅行など楽しいスケジュールが沢山組まれていると思いますがこのお墓参りも楽しみになるよう、私の思いはそこにありました。それといっても出来る事は、子供にはかき氷、大人にはところ天程度なもので暑い中のちょっとした時間を安らいで涼しい気分になって頂くくらいにすぎませんが、ここで人と会う挨拶時間を共に過ごすと私たちも汗だくでフラフラになるのですが何年何回やっても気持ちは最高です。色々なお寺さんに行きますが、毎回若い修行中の者を連れて行きます。良い汗、良い顔して皆さんに手を貸したり話している姿を見ると微笑ましく思ったりもします。

 夏も中盤、鰻、お盆、背餓鬼とくると社員みんな楽しみの夏休みの時期になります。店によってはかわりばんこにとっていきます。今年の私は店長(大須賀店長)、3年目の海斗と一緒に伊豆、箱根に行く予定で望みました。まずは絶対外せない海、海水浴です。海に入るのが楽しみだったのにいつの間にか今では生ビールが楽しみになってしまっています。それでは、バナナボートだけははずせないと乗りました。最近はバナナボートも進化してきてみんなが横に乗り、お尻を穴にいれて乗る最新のやつに乗ってきました。これには店長もやられたようで私と海斗が騒ぐ中、店長はぐったりしていました(笑)海の家でつまむおでん、サザエはなぜか美味しく普段を忘れてこれまた最高のひと時で沢山の笑いに包まれました。宿は箱根で伊豆に比べてだいぶ涼しく過ごしやすかったです。夜は、お酒とカラオケで過ごしましたがここで話題に出したいのは次の日に行った鱒の釣り堀の出来事です。川をちょっとせきとめたタイプの自然に近い形の釣り堀なのですが、僕の中で思いっきり遊べないやつは仕事もそれなりというものがありまして、魚釣り一つとっても真剣です。(笑)私は大学時代北海道にいた経験もあり、遊んだ時期もあり多少魚釣りのイロハについても心得はありましたので糸と糸を結び、浮きにおもりにエサといったかんじでひょいと投げ、釣り堀ってことも手伝い1尾釣り上げるまでお手のものでしたが、ふと隣を見ると海斗はこんがらがった糸と格闘していました。ここでは私がお兄ちゃんになり、まずは楽しさを伝えようと、仕掛けまで用意してやり、あとは釣るだけにしてやらせました。他のカップル、家族グループのいる中で場所とりも肝心なのでその間を割って入り、色んな所で竿を投げ、最初の1尾を釣り上げるまでちょっと時間もかかりましたが1尾釣り上げた時の海斗の目が変わったのがわかりました。釣った魚を私がとってやりエサをつけてまた釣らせ2、3回繰り返すとすっかり魚釣りにはまった様子でした。そのうち私も面倒になり、自分でエサつけろー!というとさっきまでできなかったエサをつけていたり、こんがらないような動きをしたりと楽しい事なら自然と学習する海斗を見てなんか大笑いでした。その後は釣った魚バーベキューはこれまた最高でした。帰りの車の中では私運転手状態、皆さん爆睡でよほど疲れたようで楽しかったと思います。

そんな夏の疲れを癒す機会として毎年剣グループでは、ちょっと遅い暑気払いをおこなってまして今回で3回目になりますが剣軒店舗と駐車場を会場に海鮮ものメインのバーベキューを行いました。参加者は普段剣グループをご利用の地域の皆様、お客様がメインでおこないます。その中にはお付き合いのある境川部屋の親方、力士の皆さんも参加していただいて普段なじみがない方も近くで触れ合え多少の酒もかわし会話にもはずみが見える風景が伺えたりして、こんなイベントは剣寿司ならではで、私も大好きなひとときを過ごしました。これを読んでいただいた方も来年は是非参加して頂いて剣寿司を影で支えるコアなファンになっていただければ幸いです。又大相撲9月場所はこのバーベキュー合わせたように始まっていて応援する境川部屋は東、西の関脇に入る活躍です。剣寿司も店中期間中は相撲の話題で声をあげて応援しています。

こんな忙しい夏ですが、終わりが近づいてくると私の剣寿司の〆のイベントが始まります。恒例となっている安行、密蔵院さんにお世話になりお彼岸の際の茶屋所、七福茶屋の出店です。でも今年は天候がいつもと違く困惑してしまいました、昔から『暑さ寒さも彼岸まで』と言ったりもしますが今年はそうもいかず、確かに中日の日は気温もさがりましたが雨も降り雨が上がると気温も上がりと言った感じで名物となっているラーメンも出足はにぶったようですが、それでもお寺を訪れた方々はあんみつ、葛餅、ところ天など囲み団らん時間をおくっていました。次回の七福茶屋は初詣に合わせての出店になりますが楽しみにしてて下さい。
さああ、皆さん季節も変わり秋の訪れを感じる今日この頃です。お身体には気をつけて食欲の秋を楽しんでください。

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