浅草 酉の市


毎年毎年、寒くなる時期が遅くなってきていると感じるのも私だけではないように思いますが、1年の中で同じ時期にある行事があると特に感じることがあります。この間、浅草鷲神社の酉の市に店の皆と出掛けてきました。私は子供の頃からこの行事が大好きで今年はいつ?いつ?と聞いてた記憶があります。小さい頃『子供は早く寝ろ!』とよく父に言われたものですが、この日ばかりはちゃんと起きてろと言われ夜中の12時を目指して出掛けられるので大喜びの記憶があります。酉の市とは11月の酉の日、午前零時に打ち鳴らされる『一番太鼓』の合図に始まり終日お祭りが行われます。11月に酉の日が2日あれば二の酉3日あれば三の酉と言われ、開運、殖産、商売繁盛を願いお参りをして、かっこめ(熊手御守)や縁起物の熊手を求め多くの人でごったがえします。 一度剣寿司にお見えになった方であればご存知かと思いますが、剣寿司の熊手は浅草鷲神社の酉の市でも一番大きなものでしてもう大きくでこないので小判や縁起物が増えていきますが、本来は小さい物から大きくしていくのが習わしで毎年うちの店は、「遠藤商店』さんでお世話になっています。買った際には『よーーちゃちゃちゃん、ちゃちゃちゃん、ちゃちゃちゃんちゃん』と気合いをいれます。そんな声がそこらじゅうからも聞こえてきます。昔から社長の流れがありまして熊手を買うと出店の屋台をひやかし、浅草、餃子の末っ子で餃子をたらふく(20人で100人前?)頂きまして帰ってくるのが恒例です。今年を振り返り、新しい年を迎える準備の始まりと言った感じです。私が小さい時にはニット帽子にマフラー、手袋としっかりしないと寒くて大変な思い出がありますが、今年は厚手のジャンパー1枚着てれば平気でした。若い社員はフリース1枚でした。
近年不景気という事をよく耳にしますが、私共の店でも例外ではなく感じる事もあります。縁起をかつぐこんな行事が楽しく、嬉しく感じました。楽しいアイデアも浮かぶものです。剣寿司を剣寿司グループを訪れた方がもう一度行きたいと思える店づくりに、寿司に、料理に、生活に、この街に、日本に、世界に、貢献していくグループで有り続けて行きたい気持ちがいっぱいです。

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